【MPSニュース】オランダ最新ニュース:学生の試験会場に植物を飾ると?

オランダ植物・花財団(PFFH)が面白い活動を行なっていましたのでご紹介します(以下の記事はPPFHのプレスリリースを基にしています)。

PFFHはオランダで花と植物の消費者価値を向上するためにプロモーションや広告宣伝を行なっている組織です。今回、花と植物が人間の集中力アップとストレス軽減に働き、それらが学業成績に良い影響を及ぼすことを多くの人々に知らしめるため、学生の試験会場に植物を設置する取り組みが行われました。

オランダでは5月に、中学生を対象とする全国統一期末試験が実施されます。本年、ユトレヒト、アムステルダム、ロッテルダム、ブレダの4つの中学校で試験会場である体育館に、生徒全員の目に触れる緑の植物の壁が設置されました。設置された植物は空気清浄効果や、色、形などを考慮して選定され、生徒の集中力を妨げることなく、むしろ落ち着きと集中力をもたらすように配慮されています。

多くの学生にとって試験はストレスの多い時間であり、良い成績を収めなければならないという大きなプレッシャーを感じるものです。まさにこの理由から試験会場の環境は最適であるべきですが、実際の試験は通常、緑が見えない殺風景な部屋で行われています。これは大変残念なことで、なぜなら植物は人間の幸福感とパフォーマンスに明らかに良い影響を与えることが分かっているからです。さまざまな研究によると、ほんの少しの間植物を見るだけでも心理的な効果が発揮されます。40秒以内にストレスレベルが低下し、心拍数が安定し、集中力が回復します。さらに植物は音響効果も向上させます。音を吸収し、反響を減らすため、静寂と集中力が不可欠な試験会場では大きな利点となります。

PFFHのマリスカ・ウェリング氏は次のように話しています。「植物は人々の気分やパフォーマンスに、明確でポジティブな効果をもたらします。特に試験中の学生は、常に集中力を維持しなければならないため、植物は精神的な休息を与えてくれます。少し手を止めて植物を眺め、深呼吸をしてから、また試験問題に取り組みましょう。」

このキャンペーンに対するメディアの注目度は非常に高く、150以上のテレビ・ラジオ・紙面およびオンライン媒体で取り上げられ、8,200万人以上の消費者に情報が届けられたとのことです。

設置された植物は試験終了後、学校内の別の場所に飾られるか、生徒により自宅に持ち帰られました。さらに学校には植物の効果に関する情報の資料と、植物の手入れのガイドブックも提供されました。「Plantpauze(植物による癒し)」と名付けられた今回のキャンペーンは、学生、教師、保護者に対して学習環境における植物の効能への理解と支持を深め、試験会場だけでなく教室やその他の教育現場で植物が常設されるようになることを期待して実施されました。また、花小売店に対しても、卒業生に「学業のパートナー」として花や植物を贈ることを勧める販促資材が提供されました。

「Plantpauze」キャンペーンについてはPFFHのWebサイトをご覧ください。

MPSジャパンが9月に開催する無料オンラインセミナー「オランダ最新情報」では、PFFHの担当者からヨーロッパでの花と植物のプロモーションとサステナビリティについてお話し頂こうと計画しています。プログラムが決まり次第お知らせいたしますのでご期待ください。